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2004年08月21日

新しい化学療法の1クール終了

あーちゃんの腫瘍に合った1回目の化学療法が今日やっと終わりました。火曜日から始まった化学療法は、抗癌剤の種類と投与日数が変わりました。5日間投与になったので前回よりトータルの投与量が増え、また副作用を止める薬が大幅に増えました。薬漬けの毎日で、イタチごっこみたいです。前回より投与量が増えたことで3日目くらいから嘔吐が始まるだろうと考えていたんだけど、今のところ嘔吐はあるものの、それほど酷くなく、食欲もそこそこあり、ちょっとぐずぐずいうくらいで機嫌よく遊ぶし夜もよく寝てます。また前みたいにこれからだんだん酷くなっていくんでしょうけど、こちらの心配をヨソに元気です。ただ、やはり今回は投与量が多かったからか、白血球と赤血球が激減してしまいました。なんで月曜日からまた毎日増血剤の注射です。ぱっと見、元気なんでついつい忘れてしまいそうだけど、あーちゃんは苦しいのを一生懸命耐えています。元気だけどやはりしんどいのか、常に私と肌を合わせていたがります。私があーちゃんのベッドに上がり込んで寝ころんでいると、一人でにこにこしているけど、ベッドを降りると泣き顔に…。部屋を出ようもんなら大泣きです。売店で私の食事を買ったりあーちゃんの食事の片づけをしたり、おちおちシャワーを浴びにも行けません…。
あーちゃんの隣で寝ころんでさえいれば、彼女は私が何をしてようとかまわないみたいなので最近本を読んでます。読書の時間があるなんて、小学生以来かも。自分の活字離れにくらくらしつつも今まで読んでみたかった本を読んでます。一昨日バカの壁を読み終わって、今氷点に最高にはまってます。いや、こんなに読みやすい、分かりやすいとは思いもしなかった。昨日から読み始めて今下巻に入ったとこ。こんなに本が面白いと思ったのは何年ぶり?とにかく今活字にはまってます。ひとまず読んでみたいのは「変身」「塩狩峠」「堕落論」「海と毒薬」等々。今更?って感じの本ばかりだけど、はい、どれもまだ読んだことないです。教養の低さがバレバレで恥ずかしい…。学生の頃読もうと思って買ってはいたけど読んでなかったのよね。昔読んだ「ジェーンエア」や太宰治(旦那が好きで、よく無理矢理読まされてた)も読みなおしたい。ということで旦那に家から文庫本を持ってきてもらう予定です。芥川賞の2作も読んでみたいんだけどハードカバーは場所取るなあ…。他にも時間があればいろいろ読んでみたいんだけど、何が面白いのか全然知らないので
す。角川夏の100選から適当に選んで読んでいこうかしら?何か活字初心者でも読める面白くて「読みやすい」オススメの本知ってる方、是非教えて下さい。

…私って一体何のために母子入院してるんだろう?…たまに思い出せない時があります。でもこんなに病気以外のことを考えることができるようになったのも、あーちゃんの治る見込みが高くなったからかな。常に危険と背中合わせだとしても、治療法があり、治る可能性が高いということは本当にありがたいことです。治療は長い道のりだけど、あーちゃんを支えて頑張っていきたいと思ってます。


投稿者 yuriko : 2004年08月21日 16:02

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