2005年01月31日
治療延期
明日が大量化学療法開始予定日だったあーちゃん。急遽中止になりました。
一昨日急に激しく嘔吐し、それ以来食欲がなく機嫌が悪い日が続き、お腹や口が痛いと泣いてみたり。もしや嘔吐下痢?とも思ったけど、私が病室を出入りするだけで嘔吐下痢になる(病院では嘔吐下痢が大流行なのです)んだったら、大量化学療法が始まってしまうととんでもないことになるぞ…と、ぞっとしていたんだけど、下痢が続かないので嘔吐は何の嘔吐だったんだろう?感染とは別のものかも?と思っていた。今朝になって、主治医の先生(今は血液内科の先生)が、原因がお腹(嘔吐下痢)か、頭(水頭症)かはっきりさせるためにCTを撮りましょうということで、午前中のうちに検査を受けた。相変わらず食欲ないし機嫌悪いなぁと思いながらあーちゃんと病室でいたら、前の主治医の脳外科の先生が来て、水頭症になっていてシャント不全の可能性があるからすぐに検査して必要があればシャントの入れ替えをしましょう、と。嫌な予感はしていたんで、やっぱり…という感じ。すぐに同意書にサインして、あっという間にあーちゃんは手術室へ運ばれて行ってしまいました。
結果、髄液中に血液が混じっていて、それがチューブより細くなってるシャントバルブのところで詰まってしまっていたらしい。なんでバルブを交換するだけですみました。良かった良かった。だけど、なんで出血したんだろう?少量の出血なんで場所の特定はできないらしい。だけどこれが続くようならまたバルブが詰まる可能性はあるし、何より治療を始めて血小板が減少した時、頭蓋内出血で大変なことになってしまう…。いったいどうなるんだろう?さらに手術をしてしまったから、再度感染予防&シャント機能を見るため最低1週間は治療することができなくなってしまうので、治療開始は最短で1週間後ということに。もうすぐ始まる戦いのために環境も気持ちも準備して、何が何でも乗り越えるぞ!と、強く強く決意していたんだけど、予定が延びてしまってかなり脱力…。
それにしてもあーちゃん、こういう小さなトラブルが多くて可哀相でたまらない。最後の手術だ!と思いながら受けたシャント手術だっただけに、また手術…と思うといたたまれないし、こちらもがっくり。だけど、今回このシャント不全が治療開始後に分かったのなら取り返しがつかないことになってしまっていたので、本当に本当に今見つかって良かった。不幸中の幸いだ。あーちゃんは小さなトラブルはたくさん起こるけど、まだ命に関わる大きなトラブルには幸いにして遭ってない(脳腫瘍は命に関わる大きなトラブルですが…)。原因疾患とはかけ離れたところでしかトラブルが頻発しないってことは、あーちゃんはきっと助かる。きっとそう。命に関わる大きな危険は、全てたくさんの小さなトラブルに変わり、あーちゃんは助かるんだ。今回も前回も危険は未然に防げたし。そーだそーだ。それにあーちゃんの命に比べたら周りの少々の落胆なんて大したことはない!そう思って今回もモチベーションを高く保つのだ!
…だけど今日1日くらいは凹ませて下さい(T_T)
投稿者 yuriko : 2005年01月31日 00:00
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