« アングーラ効果 | メイン | RSS配信が嫌い »
2005年05月24日
病院のこと
今回あーちゃんは今までいた外科系や急性内科疾患及び血液疾患系の病棟じゃなく、空き部屋がなかったので一時的に慢性内科疾患系の病棟にいます。初めての病棟・知らない顔ばかりで私も少し緊張していたのですが、それも一瞬でした。というのも、この病棟の看護師さんは全て手作りのキャラクターTシャツをユニフォームにしていたんです。最初、一体誰が看護師さんか解らなくてオロオロしていたのですが、首に下げているネームタグを見て、やっと気づきました。はっきり言って全然看護師に見えなくて、保育士さんかな?なんて思っちゃいました。だけどキャラクターシャツをきているお陰か、あーちゃんは全く看護師さんと気づかないみたいで終始ニコニコ。私も、看護師さん達がいい意味で緊張感の全くない服を着ているお陰で気軽に話ができて凄く助かりました。
今までいくつか病棟を替わって色んな病棟を見てきたけれど、どの病棟もそこに入院している子供達、時に付き添いを気遣った配慮があり、改めてこのような患者の心身の負担を少しでも軽くしようという配慮はありがたいなぁと思いました。この病棟は、慢性内科疾患で未就学児の時から一人で長期入院している子も少なくなく、そういう子が少しでも楽しくなれたらという気持ちからこの病棟で試験的に行っているらしいです。患者側の反応がよければ他の病棟にも広めていく予定だとか。こういう話を聞くと、ありがたいと思うと同時に切なくなってしまいます。病気は違うけど、頑張っている子はたくさんいる。そういう子達が皆、何に恐れることなく胸張って人生を歩んでいけたらと思います。そして、それを支えてくれるたくさんの人達の気持ちは、一瞬たりとも忘れてはいけないと。そんなことを思わせてくれたこの病棟。明日には移動してしまいますが、ここでのこと、ずっと覚えていたいです。
投稿者 yuriko : 2005年05月24日 21:58
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://tonton.s3.xrea.com/at/mt-tb.cgi/111
コメント
投稿者 まんぼうママ : 2005年05月24日 22:43
>まんぼうママさん
遅レスですみません〜。
そうですね、きっとこの病気は心を育ててくれるものなんだと思います。
私も自分自身の中で色々な価値観などがかなり替わりました。
きっと、皆が成長するために私たちのところへ来てくれたんだと思います。
だから1日1日を大切に見守ってあげたいです。
投稿者 ゆりこ : 2005年06月15日 14:45
>まんぼうママさん
遅レスですみません〜。
そうですね、この病気は皆の優しい心を育てるために必要だったんだと思います。
なかなかの荒治療ですが(苦笑)、悲しみをもってきたのではないと信じています。
大事なお仕事をもって産まれてきた子供達、みんなが笑顔でいられるように見守りたいです。
投稿者 ゆりこ : 2005年06月15日 14:48
>病気は違うけど、頑張っている子はたくさんいる。そういう子達が皆、何に恐れることなく胸張って人生を歩んでいけたらと思います。
本当にそうですね。この子達が背負ったものは重いけど、病気から得た体験や人からの思いやり、人への思いやりって、きっと今後の人生に役立つと思います。
あーちゃんの笑顔や頑張っている姿は、医療スタッフの頑張りの素になったりね。
この子達は人に情けをかけられるだけではなく、この子達から他の人たちが学ばされることも多いはず。
胸張って生きていけるよう見守って行きたいです。